巷では翻訳機が流行っているようだ。
ガジェット好きの私としてはすぐさま飛びついて購入したいところだ。しかも、複数機種を購入して試してみたいところだ。
しかし、値段が2万円を超えるものが多く、また、旅先では英語と中国語を使用すればとりあえず問題なく意思疎通ができることを考えると、個人的にはこの翻訳機に2万円以上も出して購入する気が起きない。
しかし、だ。
海外で現地の人と交流するためにはネタとして翻訳機が活躍することは間違いなく、そのために購入するのであればそんなに高い買い物ではないかな?と思い出した。
因みに、先日シンガポールにプライベートで訪れた際、レストランにて店員さんさんから中国語で話しかけられた。
まぁ、シンガポールは華僑の国で、私が中国人に見えたからであろう。
めんどくさいので中国語で(もとい、片言の中国語で・・・)対応したが、何とか通じた。で、店員さんから
「ん?もしかして日本人?」(と中国語で聞かれたが・・・。おい!)
私、「対対対(ドゥイドゥイドゥイ)!」(と中国語で回答したが・・・おいおい!!)
という、最後になってやっと日本人と認識されたのであるが、言いたかったのは、旅行レベルの中国語なら何とかなるし、中国以外でも中国語が役に立つことがある、という、どうでもいい話だ。
Amazonで検索してみると、意外と多くの消費が見つかるのに驚いた。いや、実は中国ではもっといっぱい出ているのであるが、日本で購入するのと同じ値段か、少し安い程度のものしか存在せず(使えそうな翻訳機が対象ね)、じゃあ、日本のメーカーのものを購入したほうが良いんじゃね?となるだろう。
有名どころでは、POCKETALK(ポケトーク)だろうか、電車の中吊り広告でも宣伝されている。初代ポケトークは、通信として3Gしか対応していないが、後継機種であるポケトークWではLTEまで対応している。
なお、個人的にはKAZUNA eTalk5も気になるところだ。写真で読み込んだ文字も翻訳が可能という機種だ。
翻訳機の種類としては、通信が不要なオフライン機、通信が必要なオンライン機、その両方を兼ね備えているハイブリット機、と大きくわけて3種類存在する。
翻訳精度を考えると、オンライン機かハイブリット機が良いようだ。
となると、通信環境が必要だが、私は海外に行くと現地SIMを調達するので、SIMを挿すか、スマホにwifiでテザリングするかで特に問題とは思わない。
オフラインでもネタとしては面白いかもだけど、使うならやはり精度にこだわりたい、と私は勝手に考える。
下記にAmazonoの検索結果を貼り付けておくので、興味がある方は覗いていただきたい。 しかし、高いなぁ、、、。(あくまで個人的見解ではあるが・・・。)
翻訳機を購入するのはなぁ、と思う方は、無料のスマホアプリなんてのもある。
スマホアプリなので、殆どはオンライン機となりインターネットアクセスが必要だが、まぁ、スマホだと普通にインターネット通信は可能だろう。
さまざまな無料アプリが出ているようだが、まぁ、それぞれのアプリの比較は他サイトにお任せするとして・・・。
というか、めんどくさい。いいものを1つだけちゃんと紹介してくれよ。
というご期待に応えるのがこのブログである!!!
この、VoiceTra という無料アプリがおススメだ!絶対に間違いない。
何故か?
業界の方だとこの名前を聞けばある程度は納得するだろう。何と、このアプリはあのNICTが作っているのだ!!!
NICT、National Institute of Information and Communications Technologyという長ったらしい名前の団体だが、要は国立研究開発法人情報通信研究機構という、日本国営の研究機関である。
VoiveTraのサイトを確認すると、データベースは独自のものを使用しているようだ。
下記、公式サイトより引用。
「話しかけると外国語に翻訳してくれる音声翻訳アプリです。」
「翻訳できる言語は31言語で、ダウンロード、ご利用もすべて無料です。」
「個人の旅行者の試用を想定して作られた研究用アプリであり、研究目的のサーバーを使用しております。」
何と、翻訳対応言語が31言語!
確かに、巷で売られている翻訳機よりも対応言語は少ないが、まぁ31言語も対応していれば十分だろう。
因みに、このアプリの開発目的を少し調べてみた。2020年の東京オリンピックのために開発が行われているようだ。
つまり、日本に来られる各国からの選手、関係者、観光客とのコミュニケーションのためにこのVoiceTraを使う、ということである。
何とも国家プロジェクト的なアプリなんだろう!!!!
ということは、間違いなく精度は良いはずだ!!!十分に期待できるので、早速ためしてみた。
早速使ってみた。勿論、入力は音声だ。
一番下のマイクマークをタップした後に喋ると、
上段に自分が喋った言葉が(この場合は日本語)、
中段に翻訳された言葉が(この場合は英語)、
下段に翻訳された言葉(英語)をもとの言葉(日本語)に翻訳した場合の言葉
が表示される。
まずは「おすすめのメニューはなんですか」と喋ってみたところ、
完璧じゃないですか!
これはさいさき良いですな。では、次はこれ、
これも完璧じゃないですか!
どんどん行きましょう。
ちょっと複雑な内容でもちゃんと翻訳できてますね。すごいすごい!
どんどんどんどん行っちゃいましょう!
ん?
まぁ、あっているといえばあっているのか。
で、こうなる!
びみょ~~~~~!!!
というか、このシチュエーションがおかしいやろ!!!
ということもまぁ無きにしもあらず、ということで良しとしましょう。
その他の言語も試してみた。
ミャンマー語というのもあるではないか。
合っているか不明・・・
でも、一番下の逆翻訳の内容を見るとあっているんでしょうね。
今回はVoiceTraという無料アプリを試してみた。正直、これだけでは本当に使えるかどうかは不明だが、少なくともレストランでの注文とトイレには行けることは間違いない!
他にも無料アプリは存在する。その多くはGoogle翻訳を用いているのが多い気がする。その点、VoiceTraは独自データを用いているので、かなりの頑張りがうかがえる。やはり国家プロジェクトだからであろうか。
海外でも間違いなく使えるようなので、次回海外に行くときに使ってみたいと思う。
皆さんもまずはアプリをインストールしてみてはいかがだろうか?